説明
少年の名は 鮎川 睦月。年齢は十七歳で高校二年生。気弱な性格で体格も細く、クラスの中でも全く目立たない存在だった。そんな睦月が学校でいじめの対象になるのに時間はかからなかった。
教科書やノートを隠されゴミ箱に捨てられたり、背後から蹴られたり、数人の同級生に囲まれて小突き回されるなどの行為から始まり、やがてその内容は性的なものへとエスカレートしていった。
ある日の放課後、教室にいた数人の男子たちが睦月を囲んだ。
「おい、ちょっとこっち来いよ」
いつものように暴力を受けるのかと一瞬身構えたが、今日はいつもとは少し雰囲気が違った。いつものようなからかいの空気ではなく、より明確な悪意が込められているように感じられる空気だった男子たちは睦月を教室から連れ出すと、トイレの個室へと連行していった。逆らえば痛い思いをするだけということを経験から学んでいた睦月は、不安を感じながらもおとなしく連れて行かれるがままに個室に押し込められた。
トイレの個室に鍵をかけると、一人の男子がいきなり睦月に言い放った。
「おい、脱げよ。チンコ見せてみろよ」
「え……な、なんでそんなこと……!」
突然のことに動揺する睦月だったが、男子たちは容赦無く詰め寄ってくる。
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